学生起業のメリット・デメリット

最終更新: 1月8日

《目次》

1.起業するのに何が心配?―学生起業のデメリット―  1-1 やること全てが初めて  1-2 社会の信頼性のなさ  1-3 プロダクトフィットが難しい

2.起業してみて感じた!―学生起業のメリット―  2-1 リスクがない  2-2 学生割引が多い  2-3 学生起業へのサポートが多い

3.まとめ


※本体験談は2016年に大学3年で起業した元女子大生起業家の城宝薫によるものです。

城宝薫に関してはこちらからご覧ください。



1. 起業するのに何が心配?―学生起業のデメリット―


“学生の立場で起業がしたい!”

“リスクや不安材料を消していきたい”

今回のテーマは、誰もが知っておきたい「学生起業のメリットとデメリット」についてです。起業の準備をしていくにあたり、ひとつでも資料になれば嬉しいです。

はじめに、デメリットから。学生さんの中には心配要素も多くて不安な方もいるかもしれませんね。何が不安なのか、何がデメリットなのかをはっきりさせていきましょう。

1-1 やること全てが初めて

経営学で、経営に必要な資源は、ヒト・モノ・カネ・情報と知識として学んだ方も多いと思います。

人の人脈はどうつくるのか、活かすのか、人脈もなければ知識もない、物もお金もない、情報なんてもっとないのが正直なところですよね。

ヒトを一つとっても、誰をどう採用していくのか、会社に委託していくのか、フリーランスの方に頼むのか、2つの会社を掛け合わせて1つのサービスにしていくかなど様々選択肢があります。やることなすこと、全部が分からず、分からないからこそ持っている選択肢も狭く、知識も経験もない。

これが一つ目のデメリットです。

1-2 社会の信頼性のなさ

2つ目は学生の立場で社会の信用がなく審査に殆ど通らないことです。

銀行は貯金や担保が一切無い学生にお金を貸すのを渋り、不動産オーナーも学生や創業間もない会社に対してオフィスを貸すのに渋ります。 何をするにしても信用がつきもので、保証人になるのが学生社長だと、何をするにも審査落ち。会社を立ち上げることはできても、大手銀行の法人口座が1年間も開設できず、リースの審査にも落ちてしまいました。

会社の信頼は代表の信頼。

信用がないことは、起業をする上で本当に大きなデメリットでした。

1-3 プロダクトフィットが難しい

「こんなサービスがあったらいいなぁ…!!」 そこから始まることの多い学生起業には、落とし穴もあります。 そのサービスは、競合企業がすでに考えていたことかもしれません。

“なぜ、今そのサービスがないのか”についても考えなくてはならないのです。

他にも、“本当にそのサービスがマーケットで必要とされているか”も検討が必要です。こういった、プロダクトフィット・マーケットフィットまでしっかりと考えていく、“分析力の足りなさ”が最後のデメリットです。アーリーアダプターを見つけ、マーケットで勝負ができるサービスをいち早く作ることができるかどうかの観点が起業時の鍵となります。


2.起業してみて感じた!―学生起業のメリット―


思い出してください。デメリットがあるといっても、このサイトは学生さん支援のためのものです。私が起業し、事業展開をしていく中で感じたメリットを正直にお話しします。


2-1 リスクがない

起業の時に、一番知っておいて欲しいメリットが、リスクがないことです。

そして、大学3年生までの方に朗報です! なぜ学生起業家になったのかでお話ししたように、まず5年やってみようという“5年”には理由があります。

それは、大学3年生の場合、5年間やって失敗したとしても社会人3年目です。実は、そこまでは企業就職の際に、新卒扱いとして入社ができるのです。 起業をして仮に失敗してしまったとしても、学生でいう休学・院卒のような新卒感覚で働くことができるのです。

うーん、これは本当にリスクないなぁ。

2-2 学生割引が多い

皆さんご存じのように、学生割引があることです。これ、見落としていませんか? ましてや、実家暮しであれば多くの場合、家賃の支払い無し・食費無しですよね。

起業をしたら、自分で生活できる最低限のお金を稼げばよいのです。最悪、1万円の収入でも死にませんよね(笑)

お金について気負うことなく始められて、1ヶ月目の収入が5万円~10万円でも、自分自身も会社も生きていける。

…これは学生の特権であり、強みですよ?

2-3 学生起業へのサポートが多い

30代以下の起業の支援・サポートが手厚くなっています。

例として、厚生労働省では「スタートアップ助成金」です。7つのコースがあるので当てはまるものを確認してみて下さいね。 他にも地方自治体で支援を行っています。各自治体によって内容は変わってきますが、地域密着型の内容であればその地域がバックアップをしてくれることもあります。

また、ビジネスコンテストに参加し、入賞した場合の賞金を事業資金に充てることもできますね。

先に起業をしている先輩に、「お話を聞きたいです。」と、言ってみるのも良いですよ。アポイントを受けて下さる方も、多いです。時間を空けて下さいます。 時には受けてもらえないこともありますが、アプローチの仕方やアピールの方法を変えて、何度も熱いメッセージを送ったりもしました。お忙しい時間の合間を縫って、学生の私と打ち合わせを設けて下さる先輩もいました。

起業通して様々な人脈を作ることができ、人との接点を作れたことは、とても大きなメリットだと感じます。

3.まとめ

学生起業のデメリットは、

何もかも全て初めて ②信用のなさで審査が落ちる

知識・経験のなさでプロダクトフィット・マーケットフィットが難しいことです。

学生起業のメリットは、

大学3年生で始めて5年間会社経営をやって失敗しても、その後新卒で企業へ入社できる

学生割引が多く、実家であれば尚更最低限の収入で生きていける

学生起業に対してのサポートが手厚いことです。

今回はここまでとなります。

他にも深掘りした話や、起業に興味のある学生さんが気になることを他のテーマで多くまとめていますので、のぞいてみて下さいね。



Produce by Manami Kawahara and Yumiko Asami