学生起業で1億円の資金調達をするために必要なノウハウとは!?

最終更新: 1月9日

《目次》

1.資金調達額設定の仕方(前回の続き)

2.私が学生起業してから1億円を調達するまで

3.エンジェル投資家について


※本体験談は2016年に大学3年で起業した元女子大生起業家の城宝薫によるものです。

城宝薫に関してはこちらからご覧ください。


(前回の記事:「資金調達額設定の仕方」)

1.資金調達額設定の仕方(前回の続き)


・攻めたプレゼンができない場合

私もそうだったのですが、売り上げ立つのがまだまだ先でユーザーもあまり獲得できていない、、、けど半年後にはサービスできてユーザー数伸びると思うし、月の売り上げ300万円くらいまでいきそうだから広告費や採用にも力をいれていきたい、

「攻めたプレゼンがしたい!」

時は必ずあると思います。しかし、この場合、どう頑張ってもバリエーションは2〜4億の範囲でしかないと思います。工場を建設したりロボットを作ったり、既に類似サービスを行っていたのであれば別ですが、IT×〇〇サービスの場合はハイバリエーションは難しいのではないでしょうか。資金調達額の目標としてはバリエーションの10%、つまり時価総額3億円とする場合は約3000万円を目指して進めていくことになります。


目先の売り上げが立っていない創業当時の企業の場合は、下手すると1年間売り上げがない場合も考えられます。売り上げが立たないのに事業を継続すると毎月の固定費を出資から出していくことになります。事業が伸びていない中での資金調達は1番苦労し、バリエーションがつきにくいです。仮に1回目の調達でバリエーションが高くついてしまうと、2回目の調達ではさらに大きいバリエーションをつけないといけないというルールがあるので、ダウンバリエーションする様なことなら、もうバッシングの嵐で人格否定されまくります。

大きく集めすぎることも、それはそれで注意が必要だということを覚えておいてください。



2.私が1億円を調達するまで


自己資金が100万円〜300万円の場合、銀行から融資してもらえるのは多くて1000万円程です。以前の記事でも書いた通り(前回の記事:「資金調達額設定の仕方」)、学生起業の最初は政策金融公庫からの融資をオススメしているのですが、2016年当時、学生で政策金融公庫から融資を受けたのは株式会社テーブルクロスが初めてでした。政策金融公庫から800万円ほど融資を受け、他の信用金庫や信用組合からの融資も足して、合わせて2500万円の融資を銀行から受けました。

この融資を受けるまでにもたくさんの過程を踏んでいて、銀行から融資を受けるには


「自己資金はあるのか?」


と言ったことを聞かれます。普通の大学3年生がお金を持っているわけないので、どうしたかというとエンジェル投資家👼です。

私の周りには、幸運にもエンジェル投資家に恵まれていたと思います。

初期のエンジェル投資家は、高校の先生、実父の知り合い、実の母等々です。

もちろん出資ではあるのですが、頑張る私のために、最悪なくなってもいい、応援のための寄付くらいの感覚だと言われたこともありました。

このエンジェル投資により2500万円程集め、自己資本比率が高い状態で銀行から追加で融資を受けました。


本来であれば、政策金融公庫から融資で受けれた金額を元にサービスを作り、VCから資金調達するのが一般的だと思います。

エンジェル投資家の入るタイミングですが、銀行からの融資を受けてもまだ資金が足りない場合や、私みたいに銀行とエンジェルの合わせ技で創業すぐに入ってもらう場合があると思います。


エンジェル投資と銀行からの融資により5000万円調達すると同時に、その他はVC(独立系ファンド)が参画してくださり、創業期には1億円を調達してサービス運営をしていた流れになります。



3.エンジェル投資家について


エンジェル投資家ももちろんビジネスなので、比較的小さい金額であればある程、上場をゴールとせず配当や短期的なリターンを求める場合が多いです。配当とは、いわゆる決算に応じて株主配当を出すこと。短期的なリターンとは、経営参画を求めて月額報酬を受け取るかたちで出資額を回収するなどのイメージです。

大きな金額を出資してくれた方は上場か売却されるまで一切口出しせず、ただただ私のメンターとして悩み相談に乗ってくれて、良いときも悪いときも支援してくださる方が多い印象です。


エンジェル投資家がサービスに共感して下さり、「一緒にこの事業手伝うよ!手伝いたいし、出資もするよ。」と言ってくださり、本来3D動画制作を委託すると数百万円かかるところを、参画してくださったエンジェル投資家さんに格安でお願いしたりという関係性を持つことができるのもひとつのやり方かなと思います。


このように、お互いwinの関係になれば、出資や営業、立ち上げを手伝ってくれるエンジェル投資家はオススメです。

逆にそういう関係ではないにもかかわらず、200〜300万円受け取ってしまうと、目先のリターンを求められるケースを最近よく見ているので、注意が必要です。大きい金額だと、株のパーセントをたくさん欲しがる人もいらっしゃいますし、ベンチャー企業の事をよく分かっていないけど投資する方もいらっしゃるので、この見極めが重要になります。


エンジェル投資家はこの2パターンいる事を覚えておいてください。

有名なエンジェル投資家の方に関しては、立ち上げから上場まで安心して支援してもらえば良いと思います!






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