学生起業家に近づく詐欺師。見極めるときの大変さと実際にあったエピソード

《目次》

1. 良い人だと確信したその人は誰?

2. なんと詐欺師だったことが判明

3. まとめ


※本体験談は2016年に大学3年で起業した元女子大生起業家の城宝薫によるものです。

城宝薫に関してはこちらからご覧ください。


1. 良い人だと確信したその人は誰?


起業家は最初から、孤独です。人が集まると嬉しいものです。ファンがつくことが嬉しいのです。 ところが、人が集まってくると、良い人も悪い人もいます。これを経験し乗り越えなければ、次のステージはありません。良い人なのか、悪い人なのか、どちらか分からないこともありますよね。ここでは、私の経験した一例を通して解決策を紹介致します。



起業1年目。素敵なおじいさんと出会いました。


そのおじいさんは、若い子を応援したいという気持ちから、資金に関しても人脈に関しても支援すると言ってきました。


当時、私自身が若くて熱い想いを持っていても、ないものの方がが多かったのが現状。人脈、お金や戦略に関しても非常に困っていました。そのサポートをすると申し出があったので、その時にはこのおじいさんだ!と思いました。


今でこそ、こうすれば売れやすくなるというアドバイスをくれる人や、こういう企業が良いよ、そのためにこうアプローチすると良いよとメンタリングをしてくれる人が現れたら、それは積極的に出会っていく方が良いと言うことができます。


しかし!!それが落とし穴の場合もあるのです。


そのおじいさんは、戦略・ノウハウのこともお金の出資のことも見ていき、育てていきたい、次の世代へ托していきたいと言っていました。良いことをしているし、そのためにもステージアップをしなくてはならないよと、辛口コメントも頂いていました。


それだけに、こちらも相手を信じ、打ち合わせを重ね、出資の話が具体的になった時に、おじいちゃんの会社へ登記簿謄本や役員名簿、株主名簿、事業計画などを全て提出しました。


早くやりましょう、今すぐにやりましょうと、言う相手のおじいさんの会社の人々を見て、ちょっと違和感がありました。“そんなにトントン拍子で進むのか?”と。


なんとなくガラの悪い人たちをみて、“今後私はこの人たちとコミュニケーションをしていくのか…?”直感でした。おじいさんのことも知りたいから、という思いでその人のこと、会社のことを調べました。


2. とんでもない事実が判明…


頼り甲斐のあるおじいちゃんの会社を調べてみると、いくつか会社を持っている事と、その登記簿謄本とHPの代表取締役の名前の漢字が一字ずつ違ったのです。その名前で調べると、「○○社 Aさん 詐欺師」と出てくるではないですか。


そのおじいちゃんの会社は、投資会社でお金を色んな人たちから集め、そのお金で投資をしていました。そして、投資がうまくいかなかった場合は、その会社を倒産させてしまうのです。出資者にも何もメリットがありません。


「いくらで出資しますか?」という段階まで話が進んでいた状態で分かった事でした。「やめます!」と、きっぱり言いたいが、どのように断ろうかと悩みました。

“他のところで検討している”旨を伝えると、「こんなサービス…もともと出資しようなんて思っていなかったんだ。感謝して受けるのが当然だろう。」と、色々怒鳴られてしまいました。


しかし、1回でもこのような取引すると会社の信頼が失われるということは分かっていました。次の起業家やエンジェル投資家さんにも出会えなかったでしょう。


3.まとめ


最後に私から言えることは3つです。是非覚えておいてください。


1.自身でのリサーチが大切

最後にどうするのか、決めるのは自分です。

相手の人を知っている人を見つけましょう。打ち合わせ時には、普段どんな人と付き合いがあるのか、どんな会社と仕事をしたのか聞いてみてください。相手の得意分野のことで悩んでいる、強い会社は知らないか?と聞いてみても良いです。

また、最終的には生年月日は交換しておきましょう。

2.金融機関、証券会社に相談する

名前と生年月日が分かれば、調べることが可能です。私も証券会社に頼っていました。

本物か、本物じゃないかが分かります。ブラックでも、黒ですとは教えて頂けませんが、遠回しに教えてくれますよ。

3.冷静な心を持つこと

はじめに、起業家は孤独と言いました。協力してくれる、応援してくれる人が集まってくれると嬉しいので、そこにつけこもうとするのが詐欺師のねらいです。

一呼吸おくことが大切です。

Produced by Manami kawahara, Yumiko asami