学生起業家は同年代の学生と起業すべき?一般就職している社会人をヘッドハンティングすべき?

更新日:1月9日

《目次》

1.「今までの話、なかったことに...」

2.テーブルクロスを一緒に立ち上げたのは連続起業家!?

3.社会人をヘッドハンティングする強み

4.じゃあどうやって社会人口を説くの?


※本体験談は2016年に大学3年で起業した元女子大生起業家の城宝薫によるものです。

城宝に関してはこちらからご覧ください。




新規事業を立ち上げる際、「誰と起業するか」は非常に重大な問題ですね。学生なら学生同士なのか。はたまた就労経験のある社会人と起業すべきなのか。実は私は学生とも、社会人とも会社を立ち上げた(正確には立ち上げようとした)経験があります!

そんな私から、この問題についてどちらにすべきなのか、じっくりお話させていただけたらと思います!



1.「今までの話、なかったことに...」


結論から言うと、私は社会人をヘッドハンティングして起業することをおすすめします。

テーブルクロスは社会人の方をヘッドハンティングして起業しましたが、その理由は、とにかく知識がなかったということにつきます。マーケティングや開発、ユーザーを増やすコツ、パートナーの会社作り...等など。とにかく知識がないため、1個ずつのプロジェクトが作りづらかったのです。


ですが、実はこのテーブルクロスの前に学生同士でしようとしていたことがありました。それは、「メキシコに日本酒の輸出をする」というものです。


メキシコで日本酒が欲しい飲食店経営者と酒造さんのFacebookグループを作り、私がお酒の情報流していきます。そこのグループ内の日本酒の投稿の中で欲しいものにコメントを付けてもらうことで、受発注の管理を行うという非常にシンプルな仕組みでしたが、月100本くらい輸出をしていました。そして、もっと日本酒を広めていきたいという思いから、「1カ国1つ日本酒バーを作る」といったビジネスモデルで、自分の興味ある国の順番で日本酒バーをやろうとしていました。当時、その1店舗目をまず池袋でやろうと試みました。


学生でお金も無かったため、出資してくれる投資家を募っていました。無事出資してくれる投資家が見つかり、「全部決まったら言ってきてね」と言って貰えたため、店舗や内装、業者の準備を着々と進めていました。色々と決まり、そのタイミングでその投資家に持っていった時のことです。その投資家は私に一言だけ、「今までの話、なかったことにしてくれる?」と仰いました。

人も集まり、場所も決まり、何もかも手配し終わり、あとお金だけというところで...。その方もその短時間の間に子どもが生まれ、環境やマインドが変わったみたいですが...。


私はその時、お金だけ出すみたいな人と一緒にビジネスやるのはなんか違うな、ということに気づいたのです。そこから、お金も出すけど、ビジネスも0から一緒に作り上げ、ビジョンを共有出来る人を見つけていこうと思いました。と同時に、そういった人を見つけることができたら、その時起業する!と決めました。

そして、出資且つ、一緒にビジネスにもコミットしていけるという人と巡り合うことが出来たのです。その人がたまたま歳上の方でした。私はその時、「まさにこうゆう人と起業した方がいいんだ!」と、前からの反省点も踏まえて思う事が出来ました。


当初私は学生だけで日本酒バーもやろうとしていて、その際投資をしてくれる予定だった人も比較的若い方でした。けれども、学生や、年齢が近い人だと、スキルや知識を共有出来る範囲が少なかったり、頼れるところが少ないと、振り返ってみても思います。


以上の経験を踏まえ、事業成長や、時間をお金で買いたいといった感じであれば、ある程度経験がある人と起業することをおすすめしています。



2.テーブルクロスを一緒に立ち上げたのは連続起業家!?


では、私が実際にビジネスをスタートするきっかけになった人はどういった人なのか。

私がテーブルクロスの立ち上げをした人はまさに連続起業家のような方でした。ドッグカフェやアプリ開発など、どんどん次々にビジネスを作ってる人で、ただの社会人ではないような人でした。


その人は小学校のサッカーチームで仲良くしていた幼なじみがバーをオープンし、そこで「城宝に合いそうな人いるから紹介してあげるよ」と言って紹介してくれた人でした。自分のやりたいことを話す中で、想いが溢れて一緒にやることになりました。

(改めて、私はひょんな友達や古くからの先輩などからの出会いが本当に多いです)


そして、出資や立ち上げも一緒に全部やってくれるという、まさに探していた理想的な人でした。



3.社会人がいてくれる強み


1番最初に引っ張ってきた人は3大監査法人の中で働いていた京大出身の超エリート!

引っ張ってきて早速、財務責任者に就任して貰いました。

監査法人で働いていたということで金融の知識もあり、社会人としてのベースの働き方や常識もわかってる人でした。


ベンチャーは本当に何でも0から作らなければなりません。整えられているものなんて何も無く、雛形すらもありません。勤怠管理のルールや契約書、雇用契約書で、等など。全て1個ずつ自分たちの手で作っていかなければなりません。


そんな0から1を作らなければならないときやどうすれば分からないとき、社会人としてのある程度のベースや、プロジェクト経験がある人がいるといないでは大きく違います。そのため、社会人のヘッドハンティングは結構積極的に行っていました。そんなこんなで、私の会社の中は基本的に自分より歳上ばかりで構成されていて、1番歳の近い人でも5、6歳は離れています。



4. じゃあどうやって社会人を口説くの?


では、学生である私はどのようにして優秀な社会人を引っ張ってこられたのか。

それは、多くの人に自分のビジョンや近況報告をしていたということが上げられると思います。


私は学生起業家時代から、常に友達や先輩と飲みに行っていました。1ヶ月に団体の飲み会を含めて50-60人と飲んでおり、近況報告する友達はかなり多かったですね。

その人たちと飲む中で、


「最近こんなことをしてて〜」

「うちの会社はこんな感じで〜」


と、お互いの近況報告をし合っていました。自分の会社がどんどん成長していることを相手に知って貰う事ができ、「なんかアイツ頑張ってるな」という印象を与えることが出来ます。そして同時に、先輩たちがどんな道歩いてるかも把握することが出来ました。


起業家のコミュニティももちろん大事ですが、起業家とばかり飲むのはあまり好きではなかったため、社会人やイケてる友達との飲み会にもよく行っていました。そういった近況報告会を3ヶ月に1回くらいすることで、お互いの近況がアップデートされ、自分が頑張ってることも理解してもらいやすくなります。


同じ会社で3年~5年ほど働くと、少し実力や自信がついたといった感じになり、


「もう少し自分が責任を持てる仕事がしたい!」「もっと裁量権のあるプロジェクトがやりたい!」「自分のビジョンはこうだった…!」


など、就職してからこのタイミングで色々な気づきが出始める人が本当に多いです。そして少しずつ「こんなビジネスやりたい」とか「食べ物で人幸せにしたい」だとか、様々な想いが出てきます。

社会人がそう気づき始める時、まさに私は想いの部分でビジネスやり続けているので、


「城宝はビジョンを言い続けて、実際にやっているのすごいよね!」

「もっと今後の話聞かせて」

「協力できることあったら言ってね!」


といったコミュニケーションになっていきます。

そして最後には、「本業があるけどちょっと会社手伝うよ」

と言ってくれる人が少なからず出てきてくださいます。

最初は本業があって、私の会社のちょっとした仕事を手伝ってもらうといったところから始まり、もう最後はそのまま「楽しいからガッツリやりたいけどどうかな?」といった相談があり、入社!という流れになっていきます。長い人では会社手伝ってくれるまでに5年くらいかかったこともありますが、数年かけてヘッドハンティングした結果、学生時代営業のアルバイトをしていた時の総括部長を引っ張ってくることも出来ました。(笑)


ヘッドハンティングには長い目で考えることが大事ですが、近況報告を重ねたことで自分の出来ないことを手伝ってくれる人を集めることが出来ました。


今、コロナの影響により生活スタイルや考え方が変わってきている人が多いと思います。私も、正社員である必要があるのかなど、色々考えることがあります。

一緒に長い時間を共にするからこそ、優秀で、ビジョンを共有できる仲間を集めたいですよね。


以上、私の経験談ですが、学生起業家の方のビジネスパートナーを見つける上で参考になれたら嬉しいです。





Produced by Kaho masuda and Yumiko asami