資金調達額の設定について

最終更新: 1月9日

《目次》

1資金調達のタイミングの復習.

2.投資家に会ってから資金調達が完了するまで

3.売上げに応じた資金調達額の設定


※本体験談は2016年に大学3年で起業した元女子大生起業家の城宝薫によるものです。

城宝に関してはこちらからご覧ください。



1.資金調達のタイミングの復習


まず、私がオススメする資金調達のタイミングを復習しておくと、サービスができるまでは政策金融公庫からの融資や自己資金で賄います。


※学生起業をした際、初期の資金調達を政策金融公庫などの融資で行うことをおすすめする理由を知りたい場合はこちらをごらんください。

(該当記事:「学生起業家の資金調達はこうすべし!!」


サービスができ、仮に5000万円かけて広告うつと、どれくらいお客さん獲得できるのだろうというタイミングで資金調達をオススメしています。

基本的に資金調達するのはサービスができているタイミング。


「半年後に顧客を〇〇獲得したい!」


このプロモーションをするために資金調達するのは1つの選択肢として良いと思います。

「〇〇のプロジェクトを実施して、〇〇円 or 〇〇ユーザーの獲得ができる見込みがある」というタイミングで投資を受けることをおすすめしています。



2.資金調達が完了するまで


資金調達が必要になり、投資家に会い始めてから実際に入金するまでには4〜5ヶ月の期間を見ておいた方がいいでしょう。早くても3ヶ月です。

投資家に向けてプレゼンを行い、「いいですね!前向きに検討します。質問事項後ほど送りますね!」という風に言ってたけど一向に送られてこず…。

こちらからリマインドをかけると、「近況を教えてほしいです。2週間以内にお話しましょう。」と連絡が来る。みたいなこたとはよくあります!


1ヶ月でどれくらい成長したのかを投資家は見極め、成長していないと判断されると

「もう少し様子を見させてください。」

となり、さらに資金調達の時期が後ろにずれこんでいきます。

これらのことを事を考えると4〜5ヶ月は見ておいた方がいいと私は思います。

逆に、前々から会っていたり、出資前提でクライアントに紹介してくれたりしていたら、3ヶ月ぐらいを見ておけばいいかなと思います。


私自身は、VCから2週間で調達した経験があるので、このスパンでも可能であると思います。(出会いは半年ほど前でしたが出資のお話を前向きに詰めた期間が2週間でした)

VCの温度感や色も大事ですが、他の要因として役員会が設定されてるいるのかも鍵になります。VCは代表者や担当者と話した後に、最終決定を下す取締役会が設定されています。この会議が1ヶ月に1回のとのろもあれば、スピード感をもってやっているところは1週間に1回開催されています。この会議の頻度も資金調達するまでの期間に影響してくるかなと思います。



3.売上げに応じた資金調達額の設定


ここまでスケジュールの話をしてきましたが、金額とスケジュールには関係性があります。大きい金額だと4〜5ヶ月以上かかるかもしれません。つまり、半年後のキャッシュフローを常に意識しなければならないのですが、ぶっちゃけ半年後の事業計画なんて分からないですよね(笑)

・現段階で売り上げが立っていて、半年後の計画を立てる

・売り上げがない状態で半年後の計画を立てる

この2つでは、資金調達額設定の仕方も異なってきます。


▶月の売り上げが0〜300万円くらいの時

このステージではきちんと安定して売り上げが立っているかが鍵になります。安定した売り上げが立っている時は、攻めた資金調達をすることをオススメしています。


▶売り上げが立っていない時

現在営業段階で、2ヶ月後も売り上げが立っているか分からないという様な段階では、攻めた資金調達をしないことをオススメします。



今からは前者の、月の売り上げが0〜300万円くらいのフェーズで資金調達する場合の話をします。この“攻めた資金調達”がどういった意味かというと・・・


「半年後〇〇まで売り上げ上がります!売り上げを上げるためにこれだけ資金が必要なんです!」


といった強気のプレゼンをしていいという意味です。

今、目先で300万円の売り上げが見えている場合、半年後は倍の600万円の売り上げが見込めますとします。この会社は、年間売り上げ1億円がみえている会社だと判断されます。

広告費に500万使いたい、開発費に1000万円使いたいといった強気の数字感覚でプレゼンをして、1億円くらいの売り上げをだすためには3000〜5000万円程度の資金調達をしていいかなと考えています。


参考として、サービス系の事業で売り上げ1億円だと利益としては、だいたい1千万くらい出るベンチャーは良い方だと思います。


資金調達は、いくらのバリエーションつけれるかという所から資金調達額が計算されますので、資金調達する側も、どれくらいのバリエーションになるかが見えないと、どれくらい資金調達すればいいのか分かりません。このことから、売上げ見込みを算出することは大変重要になってきます。


まとめると、初期の段階では時価総額の10%を手放す額、5億円なら5000万円、10億円なら1億円の資金調達額を目指していくことをオススメしています。


次回は、「攻めたプレゼンができない場合」の資金調達額の設定からお話したいと思います!





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